転職について①
自分が仕事を辞めたときのこと【転職経験者が語る】

2019年11月30日

こんにちは、カツオさんです。

まず記事にしておきたいのは「転職について」。
もし仮に、こんな零細ブログを見てくれている人がいて役に立てたら幸いだ。

自己紹介にも書いたが、カツオさんは6回転職している。

流れとしては
正社員(営業)⇒正社員(営業)(予定の研修期間)⇒正社員(営業)⇒派遣(人事事務)⇒派遣(事務)⇒派遣(経理事務)(←NOW)

という流れである。

そんなカツオさんのガチ体験談を元に、本音で転職について書いていく。

ちなみにこの記事は

・今の仕事に悩みがあってこのページに辿り着いた人
・転職を考え始めた人
・転職活動中の人

向けに書いている。それ以外の人はピンと来ないかもしれない。

転職について勧めたりする記事/ニュース/ブログ/サイトなどは多いと思うが、他のところと違うことは

・自分自身の6回の転職体験談に基づくこと。
・転職者の利己的な活動をすすめること。

この2点である。綺麗ごとをわざわざ書くつもりはない。
まず一つ。体験の末に得た結論として、転職はどこまでも「利己的に」行うべきだ。
それを前提に読んでいって欲しい。

そして伝えたい結論は先に書いておく。
実際に転職するかどうかは別にして、このページへ来ているという時点で

転職サイトに複数登録したほうがいい

この結論に行き着く理由は下記にて。

これまでの最大の後悔と、辞めると決めるまで

それは自己紹介の記事で書いている⑧の知人の会社での2年間である。細かくはそのうち別記事にしようと思う。
辞めることについてもそれまでとは比較にならないほど葛藤もあったので、この件に焦点を当てて書きたい。

最も後悔している2年間で、
とにかく働くことが嫌になった。
全てが嫌になった。
お金もなくなった。
回復した今になってようやくその頃のことを冷静に見つめなおすことができるが、普通の自分じゃなくなっていた。

そのきっかけはささいなことで、

・営業でありながら売上が伸びず、徐々に肩身が狭くなる
結局コレだったと思う。立ち上げて間もない会社で、必然的に常に金が必要となる。
その中で売り上げの上がらない営業社員というのは居場所が徐々になくなっていく。肩身が狭くなる。
まぁ、ある意味仕方ないことではあると思う。

今にして思えば、この時点で転職活動を始めるべきだった。

肩身が狭くなると同時に、自らの自信が失われていく。自信が失われることで更に営業成績も落ちたように思う。そして更に自信を失っていくという悪循環の極みでしかなかった。
もしも今、このような状況にいる人は肝に銘じていおいて欲しい。同じ環境に居てそこから這い上がるのは至難の業だ。

その後、

・営業技術について厳しく課題を課される
・日々の生活のことを細かく言われる
・人間性/性格について言われる
・土下座の強要/物を投げられる
・会社の備品を自費で買ってこないことを悪く言われる
・ボーナスを研修旅行に使うことにされる
・仕事をするなと言われる
・しゃべれなくなってくる

など色々あったが、それはまた別記事に譲る。というか書いてみるとすごいパワハラ感。あなたはどうでしょう?
だが、これらに抗えなくなってしまったのは全ては「肩身が狭い」というところから、徐々に発言権と自尊心がなくなっていったことに起因している。
何を言おうと、むしろ言えば「口答え」、言わなければ「了承した」。とそうなっていく。
もはや何を口にしても雰囲気は悪くなるだけという状態になるのだ。すでに現在そのような環境の人には言いたいことがある。

だが、あなたは悪くないかもしれない。

それは下記に書く、これまでの環境から抜け出したカツオさんの実体験が今あるからだ。

辞意を伝える その時の精神状態

ここまでに書いたような環境にいると人間はどうなるかご存知だろうか?
そう、向かう先は「鬱」だ。
カツオさんが実際に鬱まで達していたのかどうかはわからない(病院へは行っていないため)。
だがその時の症状を書いておくと、

・朝が来るのが怖くて寝たくない/寝付けない←これが一番きつい
・眠れないこともあってか凡ミスを頻発
・ちょっとしたこともきつく言われる環境になっていた
・仕事のことを考えたくないので、帰ってから勉強なんて出来ない
・帰宅後はとにかく現実逃避。でも明日が怖い。でも準備にとりかかれない
・発汗と体温調整がおかしくなっていた(自律神経失調?)
・爪を食い込ませる/指を噛むなどしていると落ち着く
・仕事を辞めたいということをひたすら考えてしまう
・しかし辞めると伝えるのも怖い
・心の相談窓口に電話しようと思ったが、どう話せばいいかも考えられない
・他社員/同僚のことが嫌いで仕方ない会いたくない

と、軽く書いてもこんなところである。今思えばとっくにボロボロ状態・・・。
けれど自分のことをとことん「ダメ」だと言われ続けて自分でもそう思い込んでいるので、辞めてからどうしようという不安もあって動けなかった。
だが幸い(?)にも、今でもカツオそんのせいじゃないだろうと思うようなトラブルが起き、それすら自分のミスとされた。そこで一度完全に心が折れたように思う。とっくに折れていたんだけどね。
最後の最後、「辞めると伝えるのが怖い」を「もう何もかも無理だ辞めよう」という感情が上回ってくれたんだと思う。
色々なサイトで転職したほうがいいとか何に悩むとか書かれているけど、頭ではとっくに色々わかってたんだよね。ただ、結局転職に踏み出せない、退職に踏み出せないのは感情の部分なんだと思うんだ。
「辞めると言うのが怖い」「気が重い」「次に出来ることがあるかわからない」といった、恐怖の感情だと思う。少なくともカツオさんはそうだった。
もっと言えば世間体もある。家庭もある。次も同じになるかもしれない。こういう恐怖が超えられないんだ。

ただ、それを超えたときにどうなるかという体験を知って欲しい。
今の職場や仕事が辛くても、それはあなたのせいじゃないかもしれないから。

退職⇒転職活動開始 解放された瞬間の喜び

上で書いたように、ようやくと会社に辞意を伝え受理された。
その時に感じた一番の感情は、「解放された!!!」である。
こればかりは、実際に退職が決定した人にしかわからない感情だと思う。

・もういいんだ
・やっと解放されたんだ
・やっとあそこへ行かなくてよくなるんだ

震えるほどうれしかったのを覚えている。
カツオさんと同じくらいに追い込まれてる人がどれだけいるかはわからないが、全ての環境がまるっきり変わることは誰にでも感じてもらえることと思う。

その後、少し時間をかけて(新しい仕事も怖くて、探す一歩を踏み出せるまでに回復するのに時間がかかった)、各種転職サイトや派遣のサイトに複数登録をした。
前置きが非常に長くなってしまったが、ここから先が一番参考になるかもしれない。

ここからがようやく、この記事の本題である転職活動に関することである。

「転職活動」とは言うが、その前に「辞める」こともとても大変なんだ。
ただし、今の仕事が自分に合っていないのなら、大変な思いをしてでもその仕事は辞めたほうがいい。
その仕事に縛られて味わう苦痛に耐えるよりもよっぽど前向きな苦労だ。
苦労に見合うだけの見返りはあるよ。
少しずつでいい。考えてみてほしい。

仕事を辞めるのは逃げや甘えではない

「うまくいかない」「仕事がつらい」という理由で退職するのは「自分がダメな存在」だと認めるようで恥ずかしさと苦しさを覚えた。
日本の風潮として、一度就いた仕事を早々に辞めることはマイナスに見られるのだ。
そして例に漏れず、カツオさんの中にもそういう価値観は少なからずあった。

もちろん、一つの仕事を長く続けられることは評価されるポイントだろう。
それは「物事を途中で投げ出さない」という実績と信頼につながる。
これはとても大事なことだ。転職を何度もしている身だからこそ、余計に感じるのかもしれない。
特に日本では「終身雇用」という今や夢物語のような制度が一般に広く普及していたためにそういう風潮が強いのだろう。

だがしかし。
辞めたほうがいい仕事は辞めたほうがいい。
「終身雇用制度」はもはや崩壊したと言えるレベルだ。つまり、転職する人の割合はどんどん増えていく。
そして精神的につらい職場にいるよりも、仕事にストレスを感じない職場のほうが間違いなくスキルアップする。

「苦労を乗り越えろ」なんて、いつの時代の根性論だ。管理職ならマネジメント本の有名どころでも読んでみろと言いたい。
「成果を出す」、「目標達成」、「自己成長」に必要なことは「モチベーションを高レベルで維持」することと言われている。
「辞めたい」と思う気持ちが続く職場で苦労を味わっても、うまくいっても「苦しい環境を乗り越えた」という経験と自信がつく程度であり、同人物が適した環境にいた場合と比較したらきっと生産性も成長率も低いだろうなと思う。

だって、「辞めたい」「つらい」と悩む時間だとか「ストレス発散」に使う時間とお金は人生の無駄だから。
前向きなことに時間もお金も思考も労力も使ったほうが何倍も有意義で人生が楽しい。
こう言えるのだけは、苦楽を両方味わっているからこそだというのが皮肉なんだけど。

それから、世間の目も気にしなくていい。
「すぐに仕事を辞めた」と極端に非難する人はそうはいないし、無策に繰り返さない限りはそこまで信用は落ちない。(もちろん、「任された仕事をちゃんと務めよう」という意思は大切に)
それに「過労」や「鬱」といったことは大手企業でも何度か事件が起きている。
その時の世論でも「そうなる前に辞めればよかったのに」という声は少なくない。
そういったニュースが流れたときだけは「辞めればよかったのに」と言いながら、「少しつらいからって仕事を辞めるのは良くない」と言うのは笑えるほどにダブルスタンダードというものだ。

さらには「すぐに辞めるな」と今でも言う人の多くは経営者か管理職、もしくは思考停止している社畜が多いと思う。
そりゃあ、彼らは「辞めないほうがいい」と言うさ。
経営者からすれば、費用をかけてせっかく雇い入れた「労働力」だからな。
対価として払っている人件費(給料など)と全く釣り合いが取れなくならない限り「辞めたほうがいい」とは言わない。
逆に、そうなったときにはあっさり手のひら返しなんだろうと思ったほうがいい。

大事なことはなんだろうか。

カツオさんは、自分が、あなた自身が気持ちよく人生を謳歌できることだと思うんだ。
きっと、親御さんや配偶者、恋人、友人、あなたを大切に思う人もそう思ってる。

仕事を辞めるのは勇気と労力がいることだ。
でも、今「仕事を辞めたい」と思っているなら、次回書くことも無駄にはならないと思う。

次回は
・カツオさんが具体的にどんな転職活動をしたのか。
・今「仕事を辞めたい」と思う人にまず試してもらいたいこと。

このあたりを重点的に書いていこうと思っている。

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